尾形周馬(読み)おがたしゅうま

世界大百科事典内の尾形周馬の言及

【児雷也豪傑譚】より

…5,6編のみ《緑林(みどりのはやし)豪傑譚》と改題。読本《自来也説話(じらいやものがたり)》に想を得,蝦蟇(がま)の妖術を使う義賊児雷也こと英傑尾形周馬寛行の勧善懲悪的活躍を主軸に,彼の大敵蛇精の妖賊大蛇丸(おろちまる),これを抑える児雷也の妻綱手の蛞蝓(なめくじ)の妙術,と三すくみの術闘趣向を盛り,鎌倉管領の争乱に絡ませて悪賊誅伏に運ぶ長編作で,未完。怪奇趣味濃厚な末期合巻の性格を具現する。…

【自来也説話】より

…中国の《古今説海》中の宋沈俶撰《諧史》,あるいは《類書纂要》巻二十一〈窃盗(せつとう)〉の条などに収められた盗賊我来也の説話に発想して,義賊の武勇仇討奇談に仕立てた伝奇小説。前編は霊薬西天艸(せいてんそう)を盗み携帯して不死身となった奸賊鹿野苑(ろくやおん)軍太夫を,義賊自来也(本名尾形周馬寛行)が,軍太夫に討たれた侍の遺児勇侶吉郎(いさみともきちろう)に助力して討たせる筋。後編は自来也が妙香山の異人から授かった蝦蟇(がま)の術で,主家の敵石堂家をねらうが,忠臣の計略と江ノ島弁天授与の石の法螺貝の奇特で術を破られ自滅する筋。…

※「尾形周馬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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