《屍の街》(読み)しかばねのまち

世界大百科事典(旧版)内の《屍の街》の言及

【大田洋子】より

…1945年帰郷中の8月6日朝,米軍による初の原爆投下に遭遇,以後原爆を主題とする作品を書きつぎ注目された。その初期の《屍(しかばね)の街》(1948),《人間襤褸(らんる)》(1950‐51)は当時の惨状と占領下の苦悩を伝え,続く《半人間》(1954),《夕凪(ゆうなぎ)の街と人と》(1954‐55)などは,原水爆禁止運動が起こるまでの被爆者の屈折する心理と生活の苦闘とを描いている。晩年は心境小説的な作風に傾斜,不遇のうちに心臓麻痺で急逝した。…

※「《屍の街》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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