《屠殺場の聖ヨハンナ》(読み)とさつじょうのせいよはんな

世界大百科事典(旧版)内の《屠殺場の聖ヨハンナ》の言及

【ブレヒト】より

…《三文オペラ》と同じくK.ワイルの作曲によって上演されたオペラ《マハゴニー市の興亡》(1929)の注にまずこの理論の輪郭が示される。ナチス登場の前夜には,教育劇《処置》やM.ゴーリキーの同名の小説を劇化した《母(おふくろ)》(1930ころ),《屠殺場の聖ヨハンナ》(1929‐31)のような政治的主題をテーマとした新形式の作品が書かれたが,いずれも観客自身に,提起された問題を考察し認識に達する過程を委ねているのが特色である。 33年2月27日の国会放火事件の翌日亡命したブレヒトは,同年暮にデンマークに落ち着くまでの間にも,バレエ劇《七つの大罪》や寓意劇《まる頭ととんがり頭》を執筆した。…

※「《屠殺場の聖ヨハンナ》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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