山の老人(読み)やまのろうじん

世界大百科事典(旧版)内の山の老人の言及

【アサッシン】より

…同派に対して他のイスラム教徒が使った,アラビア語による侮蔑の一般的表現ハシーシーン(〈大麻野郎〉の意)に由来すると考えられ,12~13世紀にシリアのニザール派と接触した十字軍将士を介してヨーロッパに伝えられた。この名はやがて同派の長老への狂信的献身や特異な暗殺戦術と相まって,マルコ・ポーロらの報告における,大麻と〈山の老人〉の楽園と暗殺者とを主題とする,いわゆる〈アサッシン伝説〉を生み出し,ヨーロッパの文学に大きな刺激を与えた。14世紀以降,この語はヨーロッパ諸語における〈暗殺者〉を意味する普通名詞として用いられるようになり,現在に至る。…

※「山の老人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android