山川港(読み)やまかわこう

世界大百科事典(旧版)内の山川港の言及

【鹿児島[市]】より

…また祇園洲の埋立ても稲荷川の浚渫によりなされた。鹿児島は山川港を外港としていたが,南島運輸の重要性が増したので,同じころから港の改修に力を注ぎ,三五郎波戸,屋久島岸岐,鍋屋岸岐,石灯炉岸岐,弁天波戸などの防波堤を築いて海上交通の便を一新した。城下は〈町方三分,武家方七分〉と諸書に書かれているごとく,士屋敷の地域は広く,人口においても1826年(文政9)士は町方の3倍以上,家来,与力,足軽を加えれば7倍以上もあったが,当時の総人口は5万8065人であった。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」