世界大百科事典(旧版)内の山村調査の言及
【柳田国男】より
…その成果は《民間伝承論》(1934),〈国史と民俗学〉(1935),《郷土生活の研究法》(1935)に示されている。また方法論に対応した信頼度の高い民俗資料を集積するため統一調査項目による全国的調査〈山村調査〉(1934‐36)を実施し,さらに全国各地居住の民俗学愛好者を〈民間伝承の会〉(1935)に組織した。この確立期の民俗学の研究対象はごくありふれた各地の農民たちの生活であり,その主体を常民(じようみん)とした。…
※「山村調査」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」