世界大百科事典(旧版)内の岡部為作家の言及
【群馬事件】より
…しかし農民の動員組織を作るわけでもなく,5月には農民を加えて2回の強盗事件を起こし,同月15日妙義山麓の陣馬ヶ原に運動会開催の檄文を数十枚配布した。当日小林,湯浅らは現地に集会した農民に圧制政府打倒,高崎鎮台分営と,警察および北甘楽郡上丹生村の生産会社岡部為作家の襲撃を説き,その数十名をひきいて菅原村に結集した農民と合流し,16日午前2時に岡部家を襲撃して居宅と土蔵を焼いた。ここで農民は解散し,事件は終わったのである。…
※「岡部為作家」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」