岩畔機関(読み)いわくろきかん

世界大百科事典(旧版)内の岩畔機関の言及

【特務機関】より

… 中国には辛亥革命以後,各地に駐在官が派遣され,上海,北京,南京,天津,済南,漢口,広東の駐在官を特務機関と称したが,日中戦争による占領地の拡大にともない,占領地の政治工作,行政指導,経済謀略などに暗躍するようになり,上海陸軍部,河北省特務機関(北京),南京特務機関,山東省特務機関(済南),漢口特務部などに改編され,1943年夏,連絡部と改称した。対南方機関としてはビルマ(現ミャンマー)工作の南機関,インド工作のF機関など臨時の機関が設置されたが,ビルマ攻略による軍政発足とともに南機関は解消し,F機関も謀略的色彩を除いた岩畔(豪雄)機関に発展解消した。占領地特務機関に類似の外国の機関として,日本占領アメリカ軍のCIC(Counterintelligence Corps)=対敵情報部隊などがあげられる。…

※「岩畔機関」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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