島衆(読み)しましゅう

世界大百科事典(旧版)内の島衆の言及

【志摩国】より

…南北朝時代には南朝方として活躍した五箇所の愛洲(あいす)氏,古和浦の古和一族,相賀の木本一族,吉津の加藤氏があり,室町時代には泊浦,名切,答志を本拠地とした九鬼(くき)氏(泊氏),的矢の的屋氏,安楽島(あらしま)(鳥羽市)の安楽島氏,甲賀の甲賀氏,和具の和具(青山)氏,相差の相差氏などがいる。彼らは室町中期には,〈島衆〉として結束し,領主間の紛争調停や廻船,漁業の支配にあたっており,近世に〈島七党〉とよばれる伝承の母体となった。
[守護,神宮,九鬼氏]
 志摩守護は伊勢守護との兼任で,鎌倉末期には北条氏一門金沢氏が補任されているが,室町幕府下では1336年(延元1∥建武3)の畠山高国以下頻繁に交替する。…

※「島衆」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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