世界大百科事典(旧版)内の崔武承の言及
【崔述】より
…中国,清朝の学者。字は武承,号は東壁。河北省大名県の人。乾隆27年(1762)挙人。幼時より父崔元森に朱子学を学び,15歳のとき,大名府知事の朱瑛にその学才を見いだされ,23歳まで朱瑛らの教えを受けた。35歳を過ぎ,秦・漢以来の儒家の経書の注釈には,経書の本文と,あるいは注相互の矛盾があり,また孔子など昔の聖賢の行為として伝えられるものにも矛盾があることに気づき,古代の歴史を知るには,経書の本文によって考えるのが正しい方法であるとして,《考信録》の著述に着手。…
※「崔武承」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」