嶋大臣(読み)しまのおおおみ

世界大百科事典(旧版)内の嶋大臣の言及

【蘇我馬子】より

…蘇我稲目の子,毛人(蝦夷)の父。名は馬古,汙麻古,有明子とも記され,嶋大臣とよばれた。敏達朝に大臣となり,このあと用明,崇峻,推古といずれも蘇我系の天皇をたて,つづけてその大臣をつとめた。…

【庭園】より

…この年蘇我馬子が没したが,飛鳥川の畔にあった馬子の家の庭には,小池が掘られ,池には小島が築かれていた,という。馬子はこのために〈嶋大臣〉と呼ばれ,この庭園が珍しく,評判になっていたことがわかる。平坦な広場として実用的に使われていた〈庭〉に小池を掘り,小島を築いて観賞の対象としての〈庭園〉がつくられたのである。…

※「嶋大臣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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