巌頭之感(読み)がんとうのかん

世界大百科事典(旧版)内の巌頭之感の言及

【藤村操】より

…東洋史家那珂通世の甥。滝上のナラの木に〈巌頭之感〉の題下〈万有の真相は唯だ一言にして悉す曰く不可解我この恨を懐いて煩悶終に死を決するに至る〉と遺書した。文明,国家,立身出世主義に背を向け新しい人生価値を求めての煩悶自殺で,当時の社会に強い衝撃を与え,多くの追随青年を出したほか,個我中心の新思潮を促す一因をなした。…

※「巌頭之感」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android