巡歴職人(読み)じゅんれきしょくにん

世界大百科事典(旧版)内の巡歴職人の言及

【コンパニョナージュ】より

…それぞれの町にある常宿が職人の共同生活の場で,シャンブルとかカイエンヌとよばれ,その女主人が職人たちの母親役として面倒をみた。巡歴職人は必ずここに泊まり,その町の〈筆頭職人〉の管轄下に入り,別の職人が新来者の職を世話する係を務めた。ブドウ酒の盃の握り方など,日常の身ぶりにも儀礼的作法があり,職種ごとに独特の色彩をもっていたリボンや杖,衣装までも,それぞれの流儀があった。…

※「巡歴職人」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む