左心カテーテル法(読み)さしんかてーてるほう

世界大百科事典(旧版)内の左心カテーテル法の言及

【心臓カテーテル法】より

…フランス生れのアメリカ人クルナンAndré F.Cournand(1895‐1988)は41年,体静脈より右心房,右心室,肺動脈に至る右心系の心臓カテーテル法を行い,右心カテーテル法を確立した(フォルスマンとクルナンは1956年リチャーズD.W.Richardsとともにノーベル生理・医学賞を受賞)。ツィンマーマンH.A.Zimmermannは50年,動脈から逆行性に左心室に至るカテーテル法を行い,それがセルディンガーS.I.Seldingerの53年の経皮動脈穿刺(せんし)法に受けつがれて,左心カテーテル法が確立した。また同年ソーンズF.M.Sones Jr.らによって,心臓の外側をおおって走る冠動脈に大動脈基始部から挿入する選択的冠動脈造影法が考案された。…

※「左心カテーテル法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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