《巨人ゴーレム》(読み)きょじんごーれむ

世界大百科事典(旧版)内の《巨人ゴーレム》の言及

【ゴーレム】より

…後に伝説化され,胎児のままの泥人形がカバラの呪文によって動き出すが,額のemeth(真理)という護符の一字を取りさるとmeth(彼ハ死セリ)となって崩壊し,土に戻ったという。ゴーレム伝説の翻案は多いが,その近代版としてはG.マイリンクの小説《ゴーレム》(1915),P.ウェゲナーの映画《巨人ゴーレム》(1914)などがあり,〈フランケンシュタインもの〉と並ぶテーマとなっている。【種村 季弘】。…

【チェコスロバキア映画】より

… 第1次世界大戦後,2人の若い映画作家,カレル・ラマーチKarel Lamačとグスタフ・マハティGustav Machatyが,彼らの発見したスター,アニー・オンドラ(のちにイギリスでヒッチコック映画のヒロインになる)とともにチェコスロバキア映画を盛り立てていくが,とくに人間の欲望,性的本能を象徴的なイメージに描いたマハティ監督の《春の調べ》(1933)は,チェコスロバキア映画を一躍世界に知らしめた作品で,ヘディ・キースラー(のちにハリウッドに招かれてヘディ・ラマールと名のる)の全裸シーンが話題を呼び,世界中で大ヒットした。 プラハは1930年代にはヨーロッパで最高の撮影所の施設を誇る映画の中心地となり,ビクトル・トゥールヤンスキー監督,アルベール・プレジャン主演の《炎のボルガ》(1934),ジュリアン・デュビビエ監督《巨人ゴーレム》(1935)といったフランス映画もプラハでつくられた。 ナチス占領下のチェコスロバキア映画には見るべきものがなく,45年,プラハ解放直後,映画の国営化が定められ,国立映画学校FAMUがプラハに開校した。…

※「《巨人ゴーレム》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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