市村宇左衛門(3世)(読み)いちむらうざえもん

世界大百科事典(旧版)内の市村宇左衛門(3世)の言及

【市村座】より

江戸三座の一つ。創立経過は明確にならない部分が多いが,1634年(寛永11)に村山又三郎が創立した村山座の興行権を,3代市村宇左衛門が譲り受け,67年(寛文7)頃に創設されたという。続き狂言を最初に上演した(《市村座由緒書》享保10年書上)という伝説をもち,大道具や絵看板なども始めたともいわれ,野郎歌舞伎時代に目ざましい発展をしたと見られる。…

【市村竹之丞】より

…歌舞伎俳優,市村座座元。初世(1654?‐1718∥承応3?‐享保3)は3代市村宇左衛門の養子。寛文・延宝(1661‐81)頃が活躍期で,《市村座由緒書》(享保10年書上)によれば,1664年(寛文4)に玉川主膳と相座元で三番続きの狂言を上演したというが,65,66年頃大坂へ行き,その後江戸に戻って67年頃座元になったものと推定される。…

※「市村宇左衛門(3世)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android