世界大百科事典(旧版)内の布団戸棚の言及
【押入れ】より
…江戸時代になって,綿の栽培が増加し,綿を入れた厚い掛布団や敷布団が普及すると,日中,それを納めておく場所が必要になる。関西では移動が可能な布団戸棚を部屋の一隅に置いたものがあり,押入れはこのような戸棚が作り付けになったものかもしれない。江戸時代には敷鴨居の間に中敷居(ちゆうじきい)を入れた2段の押入れもあったが,後には建具は上下通しにし,内部を2段に分ける形式に統一された。…
※「布団戸棚」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」