布薩堂(読み)ふさつどう

世界大百科事典(旧版)内の布薩堂の言及

【寺院】より

…前2世紀ころと推定されるブラーフミー文字の刻文は,スリランカの仏教徒たちが,すでに2000年以前から,持戒する僧の修行生活の場として,各地の洞窟の入口に雨よけの加工を施し,これをサンガに寄進した事実のあったことを明らかにしている。今日でもタイの農村部においては,寺院,とりわけその中核をなす布薩堂の建立に参与することは,最大の功徳行と信じられている。零細な拠金を蓄積しつつ,数年あるいは十数年がかりで布薩堂を完成させるという事例は数限りない。…

※「布薩堂」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」