帝王紫(読み)ていおうむらさき

世界大百科事典(旧版)内の帝王紫の言及

【貝】より

…そのためそれを採取した遺跡には今もその貝殻が山とつまれている。このようにこの紫の染料は貴重であり,高価であったので帝王紫Imperial purpleといわれ,またそれを積み出したテュロス港(現,スール。聖書ではツロ)にちなんで,テュロス紫Tyrian purpleと称された。…

【ツロツブリボラ】より

…1万個から紫の染料がわずかに1.5gしかとれなかったので,はなはだ高価であった。そのためか高貴な人のみがこの染料で染めた衣を着用することを許されたので帝王紫(英名imperial purple)の名がある。またフェニキアのツロ(テュロス)の港(現,サイダ)から送り出されたのでツロ紫(英名Tyrian purple)の名もある。…

※「帝王紫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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