常世虫(読み)とこよのむし

世界大百科事典(旧版)内の常世虫の言及

【タチバナ(橘)】より

…このため,万葉の時代には菖蒲草(あやめぐさ)とともに花橘が玉蘰(たまかずら)に作られ,招魂長寿の呪物(じゆぶつ)とされ,平安時代にも辟邪具(へきじやぐ)である卯槌(うづち)や薬玉(くすだま)に長寿を呪福するものとして山橘が飾られたりしたのである。《日本書紀》皇極3年の条には,東国で常世の神と称して虫が祀られたときに,常世虫は〈常に橘の木に生(な)る〉と記されている。【飯島 吉晴】
[橘紋]
 はじめ橘氏一族の家紋として用いられたが,橘氏がしだいに衰えて公家(くげ)から姿を消すにおよんで,武家の間で,井伊,黒田などがこの紋を用いた。…

※「常世虫」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む