《平原を拓く鍬》(読み)へいげんをひらくすき

世界大百科事典(旧版)内の《平原を拓く鍬》の言及

【ドキュメンタリー映画】より


[第2次大戦前のドキュメンタリー]
 アメリカでは,フラハティの作品のほか,のちに特撮怪獣映画《キング・コング》(1933)を製作するメリアン・C.クーパーとアーネスト・B.シェードサックのコンビが,遊牧イラン民族を描いた《地上》(1926)やタイの稲作農民を描いた《チャング》(1927),探険家マーティン・E.ジョンソン夫妻が野獣の生態を撮影した《アフリカ遠征》(1923)などがつくられた。また,ペア・ロレンツの《平原を拓く鍬》(1936)と《河》(1937)はフラハティの流れをくむ詩情ゆたかなドキュメンタリーとして知られる。 ソ連では,1917年の10月革命につづく内戦のなかで,映画は〈文化革命の武器〉として評価され,〈アギトカ(宣伝映画)〉や〈フロニカ(記録映画)〉と呼ばれる短編ドキュメンタリーがつくられた。…

※「《平原を拓く鍬》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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