世界大百科事典(旧版)内の平和アイヌングの言及
【都市法】より
…中世のヨーロッパ,とくにドイツの諸都市に成立した法をいう。他の地域に比してドイツできわ立って強く現れた特徴であるが,都市は固有の法をもつ区域として周囲の農村部(ラント)の中にひとつの島のように存在し,都市法はラント法とは独立の法圏としてはっきり区別された。これに,ドイツ中世都市を市民的自由と代議制の保育所とみる19世紀前半の市民的憲法運動や,都市の商人資本を生産関係の転換の原動力とみなすマルクスの解釈などが結びつき,ドイツ法制史学上,この中世都市(法)の問題ほど論議の対象となったものも少ない。…
※「平和アイヌング」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」