《平和の擁護者》(読み)へいわのようごしゃ

世界大百科事典(旧版)内の《平和の擁護者》の言及

【マルシリウス[パドバの]】より

…1313年にはパリ大学の学長となる。北イタリアやアビニョンに滞在中に得た体験から,ヨーロッパの政治体制についての深い省察を呼びさまされたが,その成果が24年に完成した名著《平和の擁護者》である。平和は社会が達成すべき主たる目標であり,魂の救いに至る唯一の手段であるが,その擁護者はローマ教皇ではなく,神聖ローマ皇帝であるとして,教皇ヨハネス22世と皇帝ルートウィヒ4世との争いでは後者を支援した。…

※「《平和の擁護者》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android