世界大百科事典(旧版)内の平屋根の言及
【かばん(鞄)】より
…やがて西洋文化が導入されるようになると,胴乱は西洋のかばんを模倣し,手や肩に提げる形態となり,実質的にかばんと同様になった。胴乱という呼称は1890年ころには消滅し,畳み鞄,大割れ,平屋根という名の旅行用・携帯用のかばんが生産されるようになった。1882年ころかばんの口金がドイツより輸入され,87年以降は製造工程にミシンが導入された。…
【寄棟】より
…棟木を軒桁より短くして,棟木の両端と建物の四隅を結んでできる二つの台形および二つの三角形で構成される屋根の形式。最上部の水平な棟を大棟と呼ぶのに対し,三角形部分(妻屋根)と台形部分(平屋根)の交わる稜線を降棟(くだりむね),または隅棟と呼び,大棟の両端部で棟が寄せ集まるところから寄棟の名称が生まれたと考えられる。平屋根と妻屋根で屋根ぶきの構法を一致させる場合には,両者のこう配も同じになることが多い。…
※「平屋根」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」