平康里(読み)へいこうり

世界大百科事典(旧版)内の平康里の言及

【芸者】より

…官妓は前漢の武帝が軍営に妓女をたくわえ,それを妻のない軍士に侍せしめたのにはじまるというが,魏晋南北朝時代に楽戸の制が設けられ,特殊の賤民(せんみん)である妓女が楽戸に入れられ,唐代にはその籍が教坊に属していた。唐代には長安の平康里は妓女のおるところとして知られ,彼女らの中には詩文に長じ,また小説の題材となった者も少なくない。唐の孫棨の《北里志》は平康里の妓女のことを記したもので,当時平康里の妓女は3曲に分かれて南曲,中曲が上等とされ,そこに貴紳富豪が盛んに出入したという。…

※「平康里」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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