世界大百科事典(旧版)内の年功的熟練の言及
【経営・経営管理】より
…その初期のものとして八幡製鉄所と日立製作所の養成所(1910設置),芝浦製作所の職工教育制度(1915開設)があるが,これがほぼ多くの大企業に定着していくのが,第1次大戦(1914‐1918)以降昭和初期である。
【ブルーカラーの養成と管理】
[日本的現実における年功的熟練]
企業は,小卒,高小卒の若年層を農村や都市近郊などから雇用し,工場の技能養成施設でイロハから技術などの知識を教え,技能の養成を行った。ただし彼らの技能習得は,養成施設においてだけでなく,それ以上に工場での仕事を手伝いながら,先輩の労働者から個人的に伝承される形で身につけていくといったOJT(on‐the‐job training)の要素がより強かった。…
※「年功的熟練」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」