年取りの火(読み)としとりのひ

世界大百科事典(旧版)内の年取りの火の言及

【薪】より

… 火に呪力を認めていた時代には,薪にも同様な力があると信じられていた。大晦日の晩,いろりで燃やす火をとくに〈年取りの火〉などとよび,このときにたく薪をショウガツギ(正月木),セチホダ,ヨツギホダ,トギなどといって暮に山からきって用意しておく。年の更新にあたって,いろりの火をとくに絶やさぬようにする風もあり,この薪や火種の管理には家の主婦があたった。…

※「年取りの火」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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