幹神経節(読み)かんしんけいせつ

世界大百科事典(旧版)内の幹神経節の言及

【自律神経系】より

…自律神経の遠心性要素は,節前ニューロンと節後ニューロンとの2者で構成される。
【交感神経系】

[遠心性要素]
 交感神経系の節前ニューロンをなすものは,その細胞体が第1胸髄から第3腰髄までの髄節の高さにおける脊髄内に存在し,神経突起が脊髄神経の前根から白交通枝を経て交感神経幹に入り,幹神経節または椎前神経節内の交感神経系節後ニューロンの樹状突起または細胞体とシナプスを形成するような神経細胞である。幹神経節は,頸部から尾骨部にまで至る範囲の高さで脊髄の両側にとびとびに存在し,1側当り頸部で3個,胸部で10~12個,腰部で4~5個,仙骨部で3~5個を数えるが,これらを縦に1本につなぐものが交感神経幹にほかならない。…

※「幹神経節」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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