世界大百科事典(旧版)内の幻視体験の言及
【幻視】より
…いずれにしても予言者や巫女,ないしシャーマンといった神との対話者は,幻視を介してその職務を果たすことになる。ところで,一般に理性的思考の優勢だった古代ギリシアやローマ期には,いわゆるデーモンによる突発的な啓示が存在したことを除いて幻視体験は祝祭や秘儀の参加者に限られていた。しかしオリエントを含む東洋諸地域や中世のヨーロッパでは幻視を体験することが日常的に行われた。…
※「幻視体験」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」