幽玄の風体(読み)ゆうげんのふうてい

世界大百科事典(旧版)内の幽玄の風体の言及

【演劇】より

…ところで,このアリストテレスの理論的整理と世阿弥による自己の能の実践についての反省とは,ある意味では通じ合うものをもつ。世阿弥は,父観阿弥によって確立された大和猿楽の方法を,〈物まね〉(言動の模倣)と〈儀理〉(筋道の立った,筋道の立つような言葉の使い方)を本とし,〈幽玄の風体〉(優美艶麗な舞台姿)を実現することにあると説くからである。さらに世阿弥による〈よき能〉の定義は,その劇作術上の普遍的配慮によって注目を引く。…

※「幽玄の風体」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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