世界大百科事典(旧版)内の広域経済圏の言及
【ブロック経済】より
…このような環境のなかで,世界の主要国は自国を中心とするいくつかの国々と経済領域,通貨圏をつくり,その中で互いに輸出を拡大し自国の産業に必要な資材の輸入を確保しようとした。経済ブロックには,イギリスを中心とするオタワ協定Ottawa Agreements(1932)に基づく特恵貿易地域,アメリカとラテン・アメリカを結ぶもの,ドイツと南東ヨーロッパ諸国による広域経済圏Grossraumwirtschaft,フランスを中心とする金本位制を維持した国々による金ブロックなどがある。日本の大東亜共栄圏構想(大東亜共栄圏)は,満州,台湾,朝鮮から成るミニ・ブロックを本格的なものに拡大しようとしたものである。…
※「広域経済圏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」