世界大百科事典(旧版)内の広島県下傷痍婦人協力大会の言及
【原爆被爆者】より
…45年12月には,広島市,長崎市にそれぞれ〈戦災者同盟〉が結成され,食糧,衣料,住宅などの供与を要求する運動が48年ごろまで続けられたが,原爆被害を訴えることが占領軍によって禁じられていたため,戦災市民一般の要求にとどまった。48年8月10日,広島市で〈広島県下傷痍婦人協力大会〉が開かれ,医療対策や経済的・精神的安定のための対策などの要求が決議された。50年には,広島にピース・センターが設立され,原爆孤児をアメリカ人の〈精神養子〉に斡旋する活動,〈原爆乙女の会〉を組織し援助する活動,原爆未亡人に授産事業を行う婦人ホームの経営などが展開された。…
※「広島県下傷痍婦人協力大会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」