《廓色上》(読み)さとのいろあげ

世界大百科事典(旧版)内の《廓色上》の言及

【小稲半兵衛物】より

…脚色の初めは初世都一中が作曲演奏した《唐崎心中》。舞台では歌舞伎で1766年(明和3)7月京の小川吉太郎座(北側の芝居)《琵琶湖八景文談(びわのうみはつけいぶんだん)》が,人形浄瑠璃で1768年10月に大坂阿弥陀池門前芝居で田中後調作《傾城浪花をだ巻》,11月に阿弥陀池東ノ芝居で八民平七作《小いな半兵衛 廓色上(さとのいろあげ)》が相ついで初演。《廓色上》は町人上がりの武士稲野谷半兵衛が情人小稲のことから堤弥藤次を殺し,許嫁おみきへの義理から小稲と心中する話で,歌舞伎にも移され,この系統の基礎になった。…

※「《廓色上》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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