世界大百科事典(旧版)内の建国以来の党の若干の歴史的問題に関する決議の言及
【毛沢東】より
…しかし,71年,それまでの外交政策を大転換し,米中の国交正常化へのすじ道をつけ,中国が世界での孤立から脱しえたのは,彼の決断によるものであったとされる。 81年6月,中共中央委員会総会は〈建国以来の党の若干の歴史的問題に関する決議〉を採択,文化大革命が完全な誤りであったことを確認するとともに,毛沢東の中国革命に果たした役割は功績が第一義であり,偉大なマルクス主義者・プロレタリア革命家・戦略家・理論家だったことを確認した。彼の理論的寄与は《矛盾論》《実践論》などの哲学著作,《持久戦論》などの軍事論文,《新民主主義論》などの戦略論等多面にわたり,《毛沢東選集》に収められている。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」