世界大百科事典(旧版)内の《建築の一般規準》の言及
【オーダー】より
…アルベルティの《建築論》(1483)ではまだオーダーの名称はなく,またトスカナ式をドリス式と同一視して円柱を4種としているが,比例はより厳密に,ピタゴラス的な調和平均の比例体系によって,建物全体にゆきわたるものとして定められていた。オーダーの語を初めて円柱形式と結びつけ,〈五つのオーダー〉としたのは,セルリオの《建築の一般規準》(第4巻,1537)であったと見られる。これがさらにビニョーラにより洗練を加えられ,パラディオの《建築四書》(1570)にいたって実用的な原理として定着した。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」