《建築四書》(読み)けんちくししょ

世界大百科事典(旧版)内の《建築四書》の言及

【オーダー】より

…オーダーの語を初めて円柱形式と結びつけ,〈五つのオーダー〉としたのは,セルリオの《建築の一般規準》(第4巻,1537)であったと見られる。これがさらにビニョーラにより洗練を加えられ,パラディオの《建築四書》(1570)にいたって実用的な原理として定着した。これ以後オーダーは,古典的建築教程の中心テーマとして権威づけられていくが,18世紀の新古典主義の理論家たちは,ローマ的なピラスターのような用法を排し,古代ギリシア風の構造的実体を伴う円柱形式の復活を主張し,古代ギリシアの神殿,なかでもアテナイのパルテノンをその最も完全な例として賛美し,近代の建築美学に大きな影響を与えた。…

【パラディオ】より

…本名アンドレア・ディ・ピエトロAndrea di Pietro della Gondola。古典建築に関する技法書・研究書,兼作品集でもある《建築四書》(1570)の著作を通しひろく知られ,17世紀以降その作風にならうパラディオ主義の風潮をヨーロッパ各地にまきおこした。新古典主義期以後は,ウィトルウィウス,アルベルティとならぶ古典主義建築の権威として信奉されるまでになる。…

※「《建築四書》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

収穫年度を2年経過した米。《季 秋》[類語]米・玄米・白米・新米・古米・粳うるち・粳米・糯もち・糯米・黒米・胚芽米・精白米・内地米・外米・早場米・遅場米・新穀・米粒・飯粒・小米・屑米...

古古米の用語解説を読む