世界大百科事典(旧版)内の廻船鋳物師の言及
【鋳物師】より
…つづいて1168年(仁安3),河内,和泉,伊賀の辺で活動する広階姓鋳物師を惣官とし,おそらく蔵人所小舎人紀氏を年預とした別の灯炉供御人が組織される。前者が右方作手,土鋳物師であり,後者は左方作手,廻船鋳物師といわれた。さらに80年(治承4)に平氏に焼かれた東大寺大仏が再建されたとき,勧進上人重源の下でこの事業に携わった草部姓鋳物師が東大寺鋳物師といわれる別の集団を形成する。…
※「廻船鋳物師」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」