世界大百科事典(旧版)内の弁慶島の言及
【弁慶】より
…以上の諸点は捨子(すてご)童子がその語源といわれる酒呑(しゆてん)童子や伊吹童子,茨木童子,坂田金時と同じ種類の想像力で作り上げられているといえる。
[巨人伝説,七つ道具]
《願書》では,流された島(松江市の中海の弁慶島といわれる)から海を埋めて道を作り陸に帰って来たと伝えられるが,また比叡山をはじめ諸国には釣鐘を弁慶が運んだとする伝説や,弁慶の足跡石の伝説がある。また奈良県には,天神山,畝傍(うねび)山は弁慶が棒でかついでいた〈もっこ〉の土が落ちてできたとする伝説がある。…
※「弁慶島」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」