《弁正論》(読み)べんせいろん

世界大百科事典(旧版)内の《弁正論》の言及

【仏教】より

…仏教の大蔵経にならう,道教の経典も出そろう。太子令傅奕(ふえき)の排仏に対し,護法僧法琳が〈弁正論〉を上進して,これを論破する。〈弁正論〉は,後漢以来の仏教と道教の論争を軸とするユニークな中国仏教史である。…

【法琳】より

…俗姓は陳。排仏論者の傅奕(ふえき)に対抗して論陣をはり,《破邪論》と《弁正論》を著したが,《弁正論》のなかに唐朝の忌諱にふれるところがあったため,長安から蜀に追放される道中で死亡。若くして道士となったことがあり,攻撃の相手の道教の事情にもよく通じていた。…

※「《弁正論》」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

[名](スル)二つ以上のものが並び立つこと。「立候補者が―する」「―政権」[類語]両立・併存・同居・共存・並立・鼎立ていりつ...

連立の用語解説を読む