世界大百科事典(旧版)内の弁証法の演劇の言及
【ブレヒト】より
…54年には常打小屋も与えられ,理論を実践に移し,全世界の注目を浴びるようになったが,56年に心筋梗塞で急死した。 ブレヒトの演劇の新しさは,とかくその形式面だけに目がむけられるきらいがあったが,本来はリアリズムの可能性を拡大したものであり,晩年のブレヒトは,自分の演劇を〈弁証法の演劇〉と規定していた。なお戯曲,詩集のほかに,小説《三文小説》《暦物語》《カエサル氏の商売》や《作業日誌》などがある。…
※「弁証法の演劇」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」