世界大百科事典(旧版)内の弓矢とる身の習の言及
【武士道】より
…広く武士の心組み,生き方を意味する場合と,狭く心組み,生き方の一つの立場を意味して,士道に対する武士道として用いられる場合とがある。 武士が王朝貴族の生き方に対して武士独自の生き方を自覚したとき,〈弓矢とる身の習(ならい)〉という言葉が生まれた。〈弓矢とる身の習〉は〈大将軍の前にては,親死に子討たるれども顧みず弥(いや)が上に死に重なって戦ふ〉(古活字本《保元物語》)ことで,主君への残るところのない献身である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」