引又河岸(読み)ひきまたがし

世界大百科事典(旧版)内の引又河岸の言及

【志木[市]】より

…江戸時代は奥州から相州,甲州へ通じる脇街道の宿場町で,引又(ひきまた)町と称し,周辺農村の物資の集散地として2・7の六斎市が立った。新河岸(しんがし)川につくられた引又河岸からはサツマイモ,麦,米などのほか,甲州のブドウや和紙なども荒川を通じて江戸へ積み出され,その商圏は所沢,青梅,甲府方面まで及んだ。東武東上線志木駅(1914開業)北口駅前通りの市場坂あたりが市の立った所である。…

※「引又河岸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android