引揚援護院(読み)ひきあげえんごいん

世界大百科事典(旧版)内の引揚援護院の言及

【引揚げ】より

…輸送は残留艦船では足りずアメリカから貸与を受け,食糧・被服・日用品類の交付,医療,上陸後の輸送等の援護には戦災援護会(後の同胞援護会),在外同胞救出学生同盟や婦人団体等が協力した。46年には厚生省の外局として引揚援護院が設置され,48年には復員庁と統合して引揚援護庁となり引揚復員業務全般が一元化された。サンフランシスコ講和条約発効後は閣議決定〈海外邦人の引揚に関する件〉(1952年3月)により行われ,54年には再び厚生省引揚援護局となり,引揚げの進(しんちよく)および援護行政を担当し,61年6月に厚生省援護局となり現在にいたっている。…

※「引揚援護院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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