世界大百科事典(旧版)内の弧状ふるいの言及
【ふるい(篩)】より
…また,ウェッジバーやレール材などを,20~40cmほどの間隔で,35~45度くらいの傾斜角をもってほぼ平行に並べただけのふるいはグリズリgrizzlyと呼ばれ,選鉱工場や砕石工場における原鉱の受入れなどに広く使われている。また目開き0.1~1mmほどのウェッジワイヤによるふるい面を円弧状に成形し,接線方向に供給されるパルプをふるい分ける弧状ふるい(図2)は簡単な構造にもかかわらず優れた性能のふるい機で,選炭工場における微粉炭のふるい分け,バレイショデンプン製造工程などに使われている。この装置はオランダ国営炭鉱Dutch State Minesの研究所で開発されたため,その名にちなんでDSM screenとも呼ばれ,また原名のシーブベンドsieve bendなどの名でも知られている。…
※「弧状ふるい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」