世界大百科事典(旧版)内の張湛の言及
【列子】より
…後世《冲虚至徳真経》とも呼ぶ。戦国初期の道家的思想家列禦寇(れつぎよこう)の撰と伝えられるが,現行本8編は,戦国末から漢初にかけて道家末流の手で原形が作られ,以後漸次増修されて,最終的には東晋(317‐420)の張湛の手になった。冒頭の〈天瑞篇〉は道家思想の原理的記述を主とするが,他の諸編はおおむね道家的真理,処世を説く説話群によって構成されており,一種の道家的説話集である。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」