世界大百科事典(旧版)内の形上湾の言及
【大村湾】より
…水深は中央部で約10m,東部で浅く,西部では約20m。湾内ではボラ,タイなどの刺網や一本釣り,カタクチイワシの地引網などの漁業が行われ,また江戸時代に大村藩により採取されていた天然真珠に代わる養殖真珠の生産が,今は西岸の形上(かたがみ)湾を中心に行われている。湾口に針尾島があり,外洋とは針尾(伊ノ浦)瀬戸と早岐(はいき)瀬戸によって通じているが,湾の海水の移流は少なく,湾中央部には夏季に海底水が無酸素化する現象がおこり,また赤潮も発生した。…
※「形上湾」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」