役家制(読み)やくやせい

世界大百科事典(旧版)内の役家制の言及

【役家】より

…すなわち,領主の貢租・夫役の徴収は,それぞれ村高と村ごとの役家数を基準として賦課されたが,いずれも村請として行われたので,領主に対する村請の主体とされたのは,役家=本百姓にほかならなかった。これを役家制と呼んでいる。近世の村で一般に役家制の認められるのは,いわゆる太閤検地の段階から17世紀後半寛文・延宝(1661‐81)ころまでの間である。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」