世界大百科事典(旧版)内の後側頭骨の言及
【肩帯】より
…硬い骨を備えた脊椎動物になると,肩帯の構成骨の数は一般に原始的な種類に多く,高等なものほど減少する。原型的な硬骨魚類では,軟骨魚類の肩帯要素とみられる烏口骨・肩甲骨・上肩甲骨という3種の軟骨性骨(軟骨が変化してできる骨)と,鎖骨・擬鎖骨(上鎖骨)・上擬鎖骨・後側頭骨という4種の皮骨(軟骨を経ずにできる骨)の合計7種の骨が三日月形に配列し,鰓孔(えらあな)の後ろのいわゆる“かま”の骨格をつくり,最下部で左右の鎖骨どうしが連結する。これらのうち肩甲骨および烏口骨に胸びれの骨格がつく。…
※「後側頭骨」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」