世界大百科事典(旧版)内の後屈妊娠子宮嵌頓症の言及
【子宮後屈症】より
…症状は便秘,排尿障害などの圧迫症状,癒着による骨盤鬱血(うつけつ)症状としての腰痛,月経困難症がみられる。後屈子宮が妊娠した場合,強度の癒着のあるときは,きわめてまれに後屈妊娠子宮嵌頓(かんとん)症を起こし,尿閉をきたし,放置すれば膀胱壁の壊死を起こすことがある。治療は子宮後屈に関しては不必要であるが,それが原因でなんらかの症状があり,子宮後屈症と診断されたときは,ペッサリー装着,手術療法(アレクサンダー=アダムズ手術,ギリアム=ドレリ手術など)を行うことがある。…
※「後屈妊娠子宮嵌頓症」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」