世界大百科事典(旧版)内の後期旧石器時代人の言及
【新人】より
…その形態特徴は,時代的に先行する猿人,原人,旧人段階の人類とは明らかに異なり,Homo sapiens sapiens(ホモは〈人〉,サピエンスは〈賢明な〉の意)という学名が与えられている。今から約3万年前,後期更新世のウルム第1亜間氷期から現在にいたる間に地球上に生息した人類は,すべて新人の範疇に入るが,更新世の新人,すなわち後期旧石器時代人は化石現生人類Homo sapiens fossilisと呼ばれ,それ以後の新人と区別されている。 過去の人類の身体特徴を知る唯一の手がかりである骨・歯の形態について,新人と他の化石人類を比較すると次のような差異が認められる。…
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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」